『朝ごはんの空気を見つけにいく』
またまた、おいしい本を見つけちゃいましたよ~^^
朝ごはんの空気を見つけにいく (講談社プラスアルファ文庫)
インテリア好きな方や、パン・お菓子作りの好きな方には、堀井和子さんってもうおなじみなのかしら?
わたしは、恥ずかしながら、最近知ったばかりです。
図書館や書店では、この『朝ごはんの空気を見つけにいく』というタイトルを見かけたことがあって、もうこれだけで「ウマそうだなぁ~・・・」とうっとりしていたのですが。
あとね、インテリアの雑誌で『北東北のシンプルをあつめにいく』という本の紹介も見たことあって。
そのときは、「これと似たようなタイトルの本があったような…?」と思った記憶があります^^
でもどちらも、なぜだか手を伸ばさずにいたのです。
で、たまたま北欧系の本を探していたら、やたらと堀井和子さんの名前に行き当たって。
じゃあ試しに読んでみましょう、と、近所の図書館で『「お買いもの」のいいわけ』と『和のアルファベットスタイル-日本の器と北欧のデザイン』という2冊を借りて読んでみたら。
これは、ヤバイっす!(若者か)
なんか・・・北欧系のものだけでなく、いろんなものの好みが、かなり、似てるかも。
あと、ものの買い方、とか、ハマり方?とか・・・。
もちろん、堀井さんの熱心さや丁寧さには及ぶべくもないのですが、すごく好ましく、また憧れる方向であることは確か。
図書館で調べたら、まだまだ著書はおありのようなので、片っ端から借りるしかないな!と決意。
で、今回読んだ『朝ごはんの・・・』ですが。
自分を含め、かわいい姪たちや、友人たちの、ふだんの朝ごはんや思い出に残る朝ごはん、などなどを聞き書きした本です。
それがね~、もう、ほんっとに、「上品」とか「贅沢」っていうのは、本当はこういうことなんだよね、って思うような暮らし方のオンパレードなのですよ!
手作りのパン、そうでなければ、フォションのパン・ド・ミーやドンクのハードトーストなどなど・・・それらをデュアリットのトースターできつね色に焼いて、手作りのジャムをぬって食べる。
モラン(知らないよ?)のお皿にウェッジウッドのティーカップ、マッピン&ウェッブの銀のバターナイフ・・・(泣←感激のあまり)。
写真もたくさん載っていて、白い食器たちに、おいしそうなきつね色のトーストがのっていたりするのが、もう・・・!
もちろん、和食も充実。
自家製切り干し大根とか、卵焼きとか、焼き魚、浅漬け、味噌汁・・・ほんと、泣けてくる・・・ウマそうで・・・(泣)。
堀井さんは、「1日3食朝ごはんでもいい!」そうで、確かに、彼女の本を読んでると、うん、毎食朝ごはんでオッケーです!って思う^^
この本を読んでると、彼女の暮らし方そのものが、スキなものを根気強くねばり強く追い求めていくものなのかな、って気がします。
いやいや、決して重い感じではなくてね。
淡々と、でも熱心さを秘めて、無理なく、身の回りのものを、スキなもので揃えていくような。
スキなものでも、手に入りにくいものもあるし、手に入れるのは面倒だったり、お金がかかるってものも多い。
でも、そこで妥協するんじゃなくて、スキなもののためなら、多少の面倒や出費は楽しんでいたしましょう、って感じなのかな。
で、結果的に、スキなものに囲まれて、こころの潤った、豊かな暮らしがそこにある。
わたしが思う「贅沢」って、そういうことだし、堀井さんの生活は、まさにそれだと思うの。
「こんなの、ふだんにはもったいないかな~・・・」なんて言ってたら、いつまでたってもたどり着けないところ。
・・・うーん、行き着くことができるかしら、わたしに。
面倒くさがりだしな~・・・^^;
B型の、スキなものにはめちゃくちゃ熱心、っていう性質が、いい方に出れば見込みはあるかも(笑)。
まずは、この本を買って、手元に置いて、この憧れの気持ちを忘れないように、日々精進していこうp(^^)q
なんだか、おだやかなタッチなのに、すっかりやる気にさせられる、不思議な本です^^
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