『かもめ食堂』
やっと見ました、『かもめ食堂』^^
北欧好きならば、見逃すことはできない(たぶん)話題作。
DVDを即買いしようか、レンタルして見極めてから買おうか、悩んだ末にレンタルを選んだのですが。
…いつ行っても借りられてるしorz
やっとやっと借りることができたのですよ。 これは…即買い!ですね^^v 個人的に大スキな要素が、すべて!詰まっているんですもの~。 北欧、カフェ(いや、食堂ですけど)、おいしい食べ物、小林聡美(物か?)。 あの内装の、くすんだ水色、ちょっと無機質なような、でもほんのりあったかい木のテーブルや椅子、調理道具たち。 サチエさんが作る肉じゃがや、卵焼きのおいしそうな色、かたち。 シナモンロールは、焼きたてのいい香りが、ほんとに漂ってきそうだし(ほわ~…思い出すだにおいしそう…)。 とんかつの、サクッて音や、網焼きのシャケのじわじわ焼ける音なんて、ごはん食べられますよ、音だけで!(落語か) 目も耳も(鼻も?)、すべてがほんとに気持ちいいんです。 あんなに早送り好き(というか、イヤなことは見たくない主義)のわたしが、早送りボタンに、手を伸ばしすらしませんでしたもの。 うん、これはちょっと、驚異的なことなんです(笑)。 なんかねー、安心して見ていられたんですよ。 絶対に、イヤなこととか、怖いこととか、起こらない、って思えて。 特にね、サチエさんがいるところは、安心できるなって思えるんです。 他人に深入りしないのに、冷たい感じが全然しない。 いつの間にか、人が引き寄せられて、やさしい空気が生まれる。 …これって…すごくないですか? 小林聡美が、フィンランドに、こじんまりしたすてきな食堂を作った話、という感じなんです(笑)。 そう思ってみてるからか、映画、とかフィクション、って感じが全然しなくって。 ほんとにフィンランドにこういう食堂があって(いや、あるんですけどね、カフェ・スオミっていう、ロケしたカフェがちゃんと)、そこに行けば小林聡美が「いらっしゃい!」って出迎えてくれそうな。 そんな、ドキュメント映画を見た気分です(笑)。 森で深呼吸して、よし、やるかって気持ちを入れ直した、そんな感じ。 『かもめ食堂』が好きな人に、悪い人はいないんじゃないかと思うんです(「ガッチャマンの歌を完璧に覚えている人に、悪い人はいないですからね~」byサチエ^^)。 「超熟」のCMを見て、興味を持たれた方、ぜひにご覧くださいませ(あれは『かもめ食堂』の設定なんです。インテリアも、人も)。 ほんとにすてきな、おだやかでやさしい映画ですよ~^^
かもめ食堂 [DVD]
で。
まずもう、店構えでハートを撃ち抜かれましたしね(笑)。
そして、サチエさんをはじめ、みんながあったかくて。
サチエさんは、絶対に人のことを悪く言わない。
こういう人に、わたしはなりたい(しんけん)。
てか、もう、わたしの中では、サチエさんは小林聡美なんです。
はあ~…なんか、背筋がすっと伸びました。
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